RST(呼吸サポートチーム)
RSTとは
RST(Respiration Support Team:呼吸ケアチーム)とは主に人工呼吸器を装着した患者を対象に多職種が集まって活動するチームです。
当院では、平成19年8月に呼吸療法認定士が中心となり結成し、メンバーは、医師、慢性呼吸器疾患看護認定看護師、呼吸療法認定士の資格を有する看護師、理学療法士、臨床工学技士で構成されています。
主な活動内容
院内の呼吸療法の向上を目的に活動をしています。年間を通して院内研修会の実施や人工呼吸器装着患者、高流量酸素投与患者のラウンドを行い、安全管理、早期離脱ができるように指導及びコンサルテーションを行なっています。
新しい知識の普及や統一した安全管理へ繋げるため、呼吸器マニュアル、人工呼吸器チェック表の作成及び改定を行なっています。
メンバーの活動紹介
医師
人工呼吸器の早期離脱に向けて設定の変更や呼吸器離脱の評価、呼吸リハビリテーションの内容の検討等を行なっています。
看護師
人工呼吸器の合併症予防、指導及びコンサルテーションを行なっています。人工呼吸器を装着した患者・家族は不安や苦痛が大きいため、精神的フォロー ができるようにスタッフと協働しながら援助しています。
また、各部署にRSTリンクナースを設置し認定看護師を中心に看護部の呼吸器ケアの向上を目的に活動しています。
理学療法士
人工呼吸器からの早期離脱が効果的に行えるよう、状況に応じた呼吸リハビリテーションを実施しています。
臨床工学技士
患者が安全・安心に人工呼吸療法が行えるように、週に1度の人工呼吸器ラウンドの際に安全管理や定期的な人工呼吸器の点検を行っています。