皮膚科 | 愛生会山科病院

一般社団法人 愛生会は愛生会山科病院、介護老人保健施設おおやけの里をはじめとする8施設を所有する京都市山科区にある法人です

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皮膚科 – 愛生会山科病院

皮膚科

皮膚科は毎週金曜日に外来診療をしています。

 10~20歳代は皮脂腺の働きが活発になり、にきびができ易いです。
 高齢になると皮脂腺や汗腺の働きが衰え、皮膚表面が乾燥し痒みが起こります。(皮脂欠乏性湿疹)
 保湿剤やステロイド外用薬で対応しますが、範囲が広かったり痒みの強い場合は抗アレルギー剤の服用追加が有効です。
 尋常性疣贅、脂漏性角化症(加齢によるイボ)には麻酔がいらない液体窒素凍結療法をしています。

足白癬(あしはくせん)足水虫

 足白癬には3種類の型があります。趾間型、小水疱型、角質増殖型の3種類です。

 趾間型足白癬は、足指の間の皮膚がふやけたように白く濁ります。冬は症状が治まりますが、夏になるとまた再発しやすいです。
 小水疱型足白癬は、土踏まずや足の縁などに小さい水ぶくれが多発します。
 角質増殖型足白癬では、足底全面から足縁にかけて広範囲に赤くなってガサガサします。お年寄りに多く、痒みがないので、本人は水虫と思っていない場合が多いです。

爪白癬(つめはくせん)

 爪にも水虫があります。水虫は爪にも感染します。感染した爪は肥厚し、色は黄白色に混濁し爪甲は脆くボロボロになります。

 爪白癬の治療は、外用剤では普通困難であり、経口剤治療が必要です。治療期間は、手爪が6か月、足爪ではその2~3倍ですが、新しいのみ薬は、4~6か月間内服すると、内服を止めても半年~1年間爪の中に薬が結合する為、そのまま爪が自然に治ることが多いです。