皮膚科
皮膚科は毎週金曜日に外来診療をしています。
10~20歳代は皮脂腺の働きが活発になり、にきびができ易いです。
高齢になると皮脂腺や汗腺の働きが衰え、皮膚表面が乾燥し痒みが起こります。(皮脂欠乏性湿疹)
保湿剤やステロイド外用薬で対応しますが、範囲が広かったり痒みの強い場合は抗アレルギー剤の服用追加が有効です。
尋常性疣贅、脂漏性角化症(加齢によるイボ)には麻酔がいらない液体窒素凍結療法をしています。
足白癬(あしはくせん)足水虫
足白癬には3種類の型があります。趾間型、小水疱型、角質増殖型の3種類です。
趾間型足白癬は、足指の間の皮膚がふやけたように白く濁ります。冬は症状が治まりますが、夏になるとまた再発しやすいです。
小水疱型足白癬は、土踏まずや足の縁などに小さい水ぶくれが多発します。
角質増殖型足白癬では、足底全面から足縁にかけて広範囲に赤くなってガサガサします。お年寄りに多く、痒みがないので、本人は水虫と思っていない場合が多いです。
爪白癬(つめはくせん)
爪にも水虫があります。水虫は爪にも感染します。感染した爪は肥厚し、色は黄白色に混濁し爪甲は脆くボロボロになります。
爪白癬の治療は、外用剤では普通困難であり、経口剤治療が必要です。治療期間は、手爪が6か月、足爪ではその2~3倍ですが、新しいのみ薬は、4~6か月間内服すると、内服を止めても半年~1年間爪の中に薬が結合する為、そのまま爪が自然に治ることが多いです。